【考察】グランパス補強ポイント3選!

グランパス

2024シーズンは苦しい時期も多くリーグ戦は11位フィニッシュでしたが、戦い方が定まってきたシーズン後半に勢いを加速させルヴァンカップを制覇。

ハセケン体制3年目にして初のタイトルでだった一方で、最終ラインががらりと変わった今シーズンは主力となるメンバーの故障も相まって、戦い方を模索しつづけるシーズンとなったことに対しては向き合う必要があります。

そういう意味で来シーズンに向けては積極的な補強が求められるところ。

今オフの補強ポイントについて考えていきたいと思います。

今シーズンの布陣

なかなか最適解が見つからず試行錯誤が続いた今シーズン。

最終的には対ボール保持特化型布陣が1つの最適解となった。

GKはシーズン半ばに退団を公表していたミッチ、ミッチ不在の試合ではきっちり役割を果たした武田。

CBは「詩音、ケネディ、野上」「ケネディ、チャンレ、野上」「河面、ケネディ、温紀」などいろんな組み合わせが試されたが、最終的には「河面、ケネディ、内田」に。

両WBは負傷などにより和泉、内田が多くの試合を務めざるを得なかったポジション。

左WBは当初山中、小野で臨んだがケガにより戦い方を安定させられなかった一方、夏の補強で徳元をレンタルで獲得するとこれがフィット。ルヴァン制覇の一因となった。

右WBは久保、中山が主力になることが期待されたがなかなか定着できず、最終的には攻守ともに気が利いたプレーが得意な野上に落ち着いた。

次にボランチ。

序盤は稲垣、米本、椎橋の3人から相手に合わせた組み合わせだったが、米本のレンタル移籍と椎橋のフィットによりシーズン終盤は稲垣、椎橋が盤石の2人となった。

前線は山岸orユンカーの離脱が重なり、当初想定していた布陣がなかなか組めず悩みの種に。

試行錯誤の末、シーズン終盤は対ボール保持型特化型メンバーとして和泉、森島、永井の戦術理解度が高く連携の良い3人に落ち着いた。

補強ポイント① センターバック(CB)

補強ポイントの一つ目は言うまでもなくCB。

昨季から総入れ替えとなった最終ラインの構築は今季の課題の一つであったが、2022、2023シーズンの1試合平均失点はそれぞれ1.03, 1.06だった一方で今季は1.24。

解決したとは言い難い数字。

また、今季加入メンバーに関しては、前所属の福岡で控えに甘んじていた三國は大きく成長し欠かせない存在になった一方で、守備の柱になることが期待されたハ チャンレは、シーズン後半は序列を落とし、シーズン後半はほぼ控えに。さらに移籍の可能性も浮上している。https://news.biglobe.ne.jp/sports/1122/fbt_241122_3589489136.html

また、昨季前所属甲府でブレイクした詩音はシーズン通してスタメン争いに絡めなかった。

主力として出場した河面は唯一の左利きでケガがち、右の内田は本職ではないCBのため、補強は必須。

既に報道では福岡 DF宮、東京V DF谷口の噂がある。

宮は空中戦の強さで福岡の堅守を支えた1人。

そして何と言っても左利きのロングフィードが持ち味のため、河面とポジション争いできる良い人材。

また、28歳とまだまだ活躍できる年齢なのもポイント。

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谷口は昨季東京VのJ1昇格の立役者の一人であり、今季もリーグ戦29試合(うち26試合はフル出場)に出場している若手のCB。

ヴェルディユース仕込みの技術の高さが特徴で、後方からの組み立てに一役買うこと間違いなし。

ただ、競合している模様であり加入の可能性は不明。

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補強ポイント② ウイングバック(WB)

次に、ウイングバック(WB)。

シーズン最後まで悩ましかったポジションと言えるかもしれない。

左WBは夏に徳元のレンタル移籍により安定した一方で、右WBは野上がCBもこなす兼ね合いもあり苦しい台所事情だった。

まずは、徳元の完全移籍は至上命題!

これができるかどうかで補強の優先度も大きく変わる。

徳元の完全移籍ありきで考えると、来季は小野も復帰するので左WBはこれ以上の補強はないだろう。

一方、右WBは当初期待された中山、久保がなかなか定着できず、野上で落ち着いた経緯があり補強は必要。

報道では清水MF原の獲得に乗り出しているとのこと。

原は、本職は右SBだがCBのほかWBもこなせるユーティリティ性と豊富なスタミナが武器。

加入となれば大きいが、どうなるか注目。

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補強ポイント③ ストライカー(FW)

3つ目はストライカー。

先にも書いたとおり、山岸orユンカーを同時起用できない試合が多かったことがシーズン通して痛かった。

そんな中でも、パトリックが出場時に結果を出したことがルヴァン制覇、残留争いに巻き込まれなかったことに大きく貢献したと言える。

ストライカー枠としてはユンカー、パトリック、永井、山岸の4人がいるが、いずれも30オーバーでフル稼働できたのは永井のみ。

パトリックは既に契約満了が発表されているうえ、ユンカーはコンディションに加えて今季のスタイルに苦しんだので来季どうなるか。

今季のスタイルを継続するのであれば、若返りを図ったうえでハードワークでき馬力のあるストライカーが欲しいところ。

既に噂の出ている柏FW細谷はうってつけの存在。

懸念点とすれば、23歳とまだ若く実力者であることからシーズン途中の移籍可能性があること。

実現すれば大型補強の一人となり楽しみに待ちたい。

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その他 ゴールキーパー(GK)

注目ポイントの1つのゴールキーパー(GK)について。

ご存じの通り7年間名古屋のゴールマウスを努めたミッチの退団が決まっていることから補強は必要。

ただし、名古屋のGKのこれまでの系譜から考えると、ランゲラックの後釜を安心して任せられる実力者の獲得が難しいのであれば、今季の補強は見送って来季は武田に任せるのも1つの選択、と個人的には感じる。

そういった意味で優先度は低いと考える。

後釜探しを考慮してのミッチの早めの退団発表だったためクラブも早々に動いていると思うが、動向を見守りたい。

最後に・・・

グランパスに限らず、既に移籍関連の報道が出始めていますが、今オフはどのような動きがあるのか楽しみですね。

毎日情報に一喜一憂するこの時期を楽しんでいきたいと思います。

まずは、選手、スタッフ、関係者の皆さま今シーズンもお疲れ様でした!

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