2025シーズンのJリーグ開幕まで残り1か月を切りました。
移籍市場はまだまだ開いていますが、続々と各チームキャンプINしており陣容も概ね固まってきています。
開幕前に各チームの補強状況をみていきましょう。
初回は、2024シーズン上位の神戸、広島、町田、G大阪、鹿島、の5チームです。
※予想布陣は、2024シーズンをもとに推定
ヴィッセル神戸
<移籍情報一覧>

<予想布陣>

J1リーグ2連覇、天皇杯との2冠と充実の内容で終えた2024シーズン。
2025は黄金期を築くべく3冠を目指す。
今オフの補強は、物足りない印象。
主力の流出は、MF山口蛍(→V長崎)、DF初瀬(→海外移籍のため離脱)、DF菊地(→町田)。
一方、補強はDFラインがメインであり、カエターノ(←コリンチャンス)、小池(←横浜FM)、本山(←岡山)を獲得。
前線は、ドリブラーの19歳橋本を獲得しているが、J1での出場経験はなく、その他の即戦力の獲得は無し。
2連覇の立役者となった大迫、武藤、酒井などの主力の年齢層が上がってきているだけに、ACLも含めた多忙なシーズンを乗り切れるか。
サンフレッチェ広島
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<予想布陣>

2024シーズンはJ1リーグにて夏場以降11戦負けなしと一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、終盤の5試合で1勝4敗と急ブレーキでタイトルを逃す悔しいシーズンとなった。
2025シーズンは戦力の積み上げを行い、タイトルを目指していきたい。
今オフ補強は、盤石。
主力の流出は、昨夏加入したFWパシエンシア(→未定)、昨シーズンブレイクしたMF松本(→浦和)があったものの、それを補って余りある補強に成功。
昨シーズン19ゴールを挙げたFWジャーメイン良(←磐田)、22歳と若くしてJリーグ屈指のボランチである田中聡(←湘南)、札幌で長く主力のMF菅大輝(←札幌)、攻撃の組み立てに特徴のあるMF井上潮音(←横浜FC)を獲得。
昨シーズン以上の戦いが継続できれば、十分にタイトル獲得はありうる。
FC町田ゼルビア
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<予想布陣>

2024シーズンはJ1初挑戦ながら3位と大躍進。
J1 2年目となる2025シーズンは、ACL込みのシーズンとなるが各チームのマークも厳しくなるため真価が問われるシーズン。
補強は昨オフ同様に加入17名、流出20名(レンタル復帰、期限付き等含む)の大移動。
多くのポジションでアップデートに成功。
DFチャン ミンギュ(→済州SK)、DF杉岡(→湘南(レンタル終了))、DF鈴木(→横浜FC)、MF柴戸(→浦和(レンタル終了))、FW藤本(→福岡)などの主力選手を流出したが、FWオ セフン、FWエリキは移籍の噂もあったものの残留。
そのオ セフンを始め、GK谷、MF白崎はレンタルから完全移籍への切り替えに成功している。
また、DF岡村大八(←札幌)、MF前寛之(←福岡)、FW西村拓真(←横浜FM)と各チームの中心選手を多数獲得。
各ポジションバランス良く補強に成功した印象。
ガンバ大阪
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<予想布陣>

2023シーズンの16位から一転、2024シーズンは積極補強が功を奏し4位フィニッシュ。
天皇杯も準優勝とあと一歩のシーズンだった。
戦力を上積みして2025シーズンに臨みたいところだが、補強は低調で最低限に留まった印象。
主力の流出として、2024シーズン10得点とブレイクした21歳FW坂本一彩の海外移籍は想定内だったと思うが、年明けにチームの心臓であるMFダワンの離脱を発表。
まだ移籍市場は開いているもののチームの心臓の突然の離脱は痛い。
一方、左サイドのスペシャリストMF奥抜侃志(←1.FCニュルンベルク)、2024シーズンブレイクしたCB佐々木翔悟(←千葉)を獲得。
また、次の”坂本”になるべく、22歳FW唐山(←熊本)、20歳FW南野(←栃木)を呼び戻した。
鹿島アントラーズ
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<予想布陣>

2016年以降リーグ優勝から遠ざかっている鹿島は、川崎Fの8年間で7冠と実績十分な鬼木新監督を迎えて2025シーズンに臨む。
ピンポイントで薄かったポジションを補強し、戦力は充実。
攻撃的なポジションでは、主力のMF仲間(→柏)、MF名古(→福岡)の2人を流出した一方で、MF荒木、MF松村をレンタルバック。
そして、2024シーズン21ゴール、J1 4シーズン連続10ゴール以上のFWレオ セアラを獲得。全面的に攻撃の負担を背負っていたFW鈴木優磨の負担が軽くなることは間違いなし。
また、戦力が薄めだった最終ラインには、2024シーズン鳥栖で26試合に出場しているCBキム テヒョン、J1での実績豊富なSB小池龍太を獲得。
充実の陣容となった。
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