この記事では、1993年Jリーグ開幕戦のV川崎-横浜M戦を振り返ります。
1993年Jリーグ開幕戦の熱戦に心打たれてサッカーにのめり込んだ私ですが、今でも記憶に残っている名勝負ですね。
早速試合を振り返ってみましょう。
概要・試合結果
メンバー/フォーメーション
ヴェルディ川崎
今見てもすごいメンバー。
GKには菊池新吉。
DFは都並敏史、ペレイラ、加藤久、中村忠の4枚。
MFはハンセン、柱谷哲二、ラモス瑠偉の3枚。
FWは三浦知良、武田修宏、マイヤー。
サブにもMF北沢豪、MF永井秀樹などそうそうたるメンバー、
さらに1993年第2ステージから加入したビスマルクはまだここにいないわけですからスター軍団ですね。
そして監督はおなじみの松木安太郎。
横浜マリノス
マリノスのメンバーも負けず劣らず。
GKは松永成立。
DFは平川弘、井原正巳、小泉淳嗣、勝矢寿延の4枚。
MFは野田知、水沼貴史、エバートン、木村和司の4枚。
FWはラモン・ディアス
松永、井原、ラモン・ディアスは1993年ベストイレブンに選ばれています。
監督は、こちらも今はサッカー解説者でおなじみの清水秀彦。
試合経過
歴史的なキックオフは、総勢約6万人の観客のカウントダウンとチアホーンとともに横浜Mラモン・ディアスから。
Jリーグの幕開けはここからスタートしました。
序盤からボールを保持したのはヴェルディ。
すると、19分にマイヤーが左サイドから切れ込んで強烈なシュートをゴールに突き刺し、華々しいJリーグ初ゴールが生まれました。
ただ、DF井原正巳は「偶発的なゴール」とコメントしていたように、マリノス側にまったく動揺はなかったよう。
ヴェルディペースで進んだ試合だったが、試合の明暗を分けたのはリードしているベルディの交代策と言われています。
ヴェルディはハーフタイムにFW武田修宏からMF北澤豪に交代。
マリノスの中盤エバートンが浮いているのをケアするための交代策でしたが、これが裏目に。
FW武田修宏は得意の裏抜けでマリノスの脅威となっていただけに、ヴェルディの攻撃に怖さが薄れる形となりました。
それもあり後半マリノスは主導権を握り始め、後半早々の48分にエバートンの同点弾。
さらに、59分にラモン・ディアスのゴールで逆転に成功。
ベルディは79分にDF加藤久に代わって、FW阿部良則を投入し反撃を試みるが及ばず。
このまま試合は終了し、Jリーグ開幕戦は2-1で横浜マリノスの勝利となりました。
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