【第15節サガン鳥栖戦レビュー】 中2日アウェイの厳しい戦い。狙いがハマった勝利!

グランパス

今節は中2日かつ長距離移動でコンディション的に厳しい試合。

相手は17位ながらもここ3試合2勝1敗と好調のサガン鳥栖。

開始早々から主導権を握り、前半早々、後半早々とそれぞれ得点を奪い2-0と勝利を手に入れた。

内容的にも非常にポジティブだったと感じる。

これで暫定ではあるが、4位まで浮上!

早速試合を振り返っていきましょう。

スタメン

グランパス

いつも通りの3-4-2-1。

中2日を考慮し前節から5人を入れ替えたスタメン。

GKはミッチ。

3CBはケネディ、チャンレ、温紀。

温紀は前節に続いて右CB、ケネディは第4節柏戦以来の左CB

Wボランチは米本稲垣。

鳥栖の運動量に対抗する意図が感じられる。

左WB和泉、右WB内田。

前線3枚は倍井、森島、パトリック。

倍井は3試合ぶりのスタメン。

サガン鳥栖

布陣は4-2-3-1。

3日前の水曜日のスタメンから入れ替えはなし。

GKは朴。

DFラインは、長沼、キムテヒョン、木村、原田。

CBは23歳、22歳の若いコンビ。

Wボランチは、手塚、河原。

2列目には、前節2得点の横山、菊池、富樫。

トップはここ6試合5得点のマルセロヒアン。

試合概要

開始早々からグランパスは守備・攻撃時いずれでも狙いを持った戦いを遂行しリズムを掴む。

すると前半6分に和泉からのフィードに抜け出したパトリックが相手CBを上手くかわして中に折り返すと、走りこんだ稲垣が合わせて幸先よく先制!

その後も鳥栖に対して圧をかけ続けると前半36分に鳥栖DF原田のミスを突いてボールを奪いかけた米本が倒される。このプレーで鳥栖DF原田がこの日2枚目のイエローカードで退場。

数的優位となったグランパスは後半早々に鮮やかな崩しから最後は倍井が決めて2-0とする。 その後も多くのチャンスを作るが追加点は奪えず、2-0で勝利。

スタッツ(速報)

主なスタッツは以下。

前半で鳥栖に退場者が出たこともあり、ボール支配率、パス数で相手を上回った。

シュート数に関しても今シーズンは10本以下であることが多かったが今日は20本(枠内シュート7本)とかなり攻め込んだことが表れている。

ゴール期待値も鳥栖0.52に対してグランパスは1.92と高い数値(DAZN内データより)。

個人的に特筆すべきはボール奪取位置。

グランパスは今シーズン30.0m前後がおおよそのボール奪取位置であったが、この試合では42.7mとかなり前でボールを奪うことに成功している。(DAZN内データより引用)

これはハイプレスで前からボールを奪いに行く狙いがしっかりと結果に出たことを示している。

雑感

中2日&長距離移動で準備の時間がない中、守備・攻撃時いずれでも狙いを持った戦いを遂行し、主導権を握る戦いができたのは素晴らしかった。

 それぞれの主な狙いは以下のように読み取った。

 守備時:鳥栖のビルドアップに対してハイプレスでマンツーマン気味にハメにいく

 攻撃時:ターゲットマンとなるパトリックにシンプルにボールを入れていく、布陣の嚙み合わせからズレが生じる両WBを有効に使っていく、の主な2点

 鳥栖選手が退場となったのも決して偶然ではなく、グランパスが圧力をかけられていた結果。

パトリックは得点こそなかったが、退くまでターゲットマンとしてかなりの存在感。

 (退いてから迫力が減少した印象)

ケネディCBならどこでもソツなくこなせていて完全にチームの核。急成長は嬉しい限りだが、このまま行ったら夏に移籍してしまうのでは・・との懸念も!?

・磐田戦以降なかなかうまくいっていなかった倍井もゴールで自信復活。相手が1人少なくなったとはいえドリブルからのチャンスメイク、攻撃時の積極性を見ることができた。今後さらなる成長を期待!

・森島は中2日でもあの運動量はありえないレベル。夏に向けて少し心配になってくる・・・。

最後に・・・

5連戦の4試合目となる次は水曜日にルヴァンカップでアウェイ横浜FC戦。

連続でアウェイとなるため休息、準備がなかなか難しいところもあるかと思いますが、出場機会の少なくなっている選手にもチャンスはあるはず。

総合力底上げのためにも出た選手にはチャンスを掴んでもらいたい!

それでは、また。

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