【第18節 湘南戦レビュー】流れを変えたいホームでの一戦。追加点を奪えず課題の残るドロー。

グランパス

リーグ戦2戦勝ちなし、天皇杯の敗戦を払拭するために是が非でも勝ちたいホームでの湘南との一戦。

前半は先制してなおも優位に試合を進めながらも追加点を奪えずにいると、後半同点に追いつかれ、なおもピンチの連続。

何とか引き分けで終えたが、いろんな意味でマイナス面が目立つ試合となってしまった。

早速試合を振り返っていきましょう。

スタメン

グランパス

布陣は3-4-2-1。

GKはミッチ。

CBは左から野上、チャンレ、温紀。

Wボランチは椎橋稲垣。

左WB山中、右WB中山。

前線3枚は、永井、森島、山岸。

ケネディは前日練習から不在だったようなのでケガでないことを祈る。

内田は天皇杯での脳震盪の影響でお休み。

米本も2試合連続で不在。

湘南ベルマーレ

布陣は3-1-4-2。

GKは韓国代表歴のあるソンボムグン。

DFラインは大野、舘、高橋。

WBは元G大阪の小野瀬、昨シーズンJ2磐田でアシスト王の鈴木雄。

アンカーはU-23日本代表の田中。

IHは元グランパス阿部、池田。

2トップは今シーズンここまで2人で13得点奪っているルキアン、福田。

試合概要

雷雨の影響で前節に続いて開始時刻が繰り下げ。

試合序盤、グランパスは湘南のビルドアップに対して高い位置でボールを奪ってショートカウンターを繰り出す意図が感じられる。

一方、湘南は3CB+アンカーから両WBに早くボールを入れることで攻撃の糸口をつかもうとする。

両チーム決定機を作れないまま試合は進んだが、徐々にグランパスが高い位置でボールを奪うことでチャンスを作り始める。

すると、前半33分右CB温紀のクロスに走りこんだ永井が鮮やかなランニングボレーで先制!山岸がスペースを空けたのも見逃せない!)

その後も立て続けにチャンスを作るが追加点を奪えず前半終了。

後半に入ってからも複数のCK含めて得点の匂いを感じさせながらも決めきれずにいると、後半15分湘南のカウンターからこの日再三脅かされていた小野瀬に最後は決められ同点に追いつかれてしまう。

その後は、湘南に再三ゴールを脅かされるもVARによるぎりぎりのオフサイド判定やミッチの神セーブなどに助けられ、何とか1-1のまま試合終盤に繋げる。

しかし、ボールを保持するもなかなかシュートを放つには至らずそのまま1-1で試合終了。

これでリーグ戦は3戦勝ちなしとホームで厳しいドローとなった。

スタッツ(DAZN速報)

スタッツ(DAZN速報)は以下。

最終的には湘南にシュート16本を打たれ、ゴール期待値でも上回られた。

湘南のゴール期待値は前半0.12(シュート本数9)であったが、後半だけで0.79を積み上げられた。

同点を許して以降、チームとして統一感があまり見られなく自陣でのミスが多かった点が相手にチャンスをより多く与えてしまったことの1つの要因。

雑感

いろいろと消化不良な試合。判定に思うところはあるけれど、自分たちにベクトルを向けると追加点を奪うことができないと厳しくなる、という典型的な展開。同点に追いつかれるまでは良い場面も多くみられたけどいろんな意味でマイナス面が目立った試合になってしまった。プラス面としては、山岸、永井、森島の前線3枚はかなり迫力が出る。今後も期待。そして、序盤荒れる試合になるかとも思ったが、ケガ人が追加で出なかったことは良かった。

・パトリックを入れていて1-1の状況でなぜボールを回しているだけなのか。(そして、相手ボールになる)

・倍井も迷いの森に入っている模様。

疑惑の場面

疑惑の場面について認識が曖昧だったので調べてみた。

2019/2020年の競技規則改正を見ると、「第9条 ボールが主審(または、その他の審判員)に当たり、ゴールに入ったり、攻守が変わったり、あるいは、それにより新たな攻撃が始まった場合、ドロップボールとする。」とある。

今回のケースに該当するのは「それにより新たな攻撃が始まった場合」と思われるが、主審に当たることで軌道が変わり稲垣に当たって(GKが本来意図していなかった)湘南の選手にこぼれた(新たな攻撃が始まった)、と解釈できるのでは。つまり、ドロップボールに該当する事象なのではと思ったが、正しい解釈が異なるのであれば教えていただけると大変ありがたいです。

また、個人的に主審の判定の正誤以上に気になったのは、選手にどれだけ納得性のある説明がなされていたのか、という点。試合通しても選手が判定にストレスを抱えていそうな場面が多かったと感じるだけにこの点はとても気になった。

最後に・・・

天皇杯含めなかなか思うようにいかない試合が続いていますが、次節東京ヴェルディ戦を終えるとシーズンも折り返し。

これ以上上位から離されるわけにはいかないので、いるメンバーで何とか食らいついていきたい。食らいついていくことでケガ人が戻ってきたときに良い位置で戦えればまだ優勝の目もあるはず!

久々に中5日空くのでまずはゆっくり休んで次節に備えてほしい。

それでは、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました