J1各クラブ補強チェック第3弾。
今回は、2024シーズン11~15位の名古屋、福岡、浦和、京都、湘南の5チーム。
早速見ていきましょう!
※予想布陣は、2024シーズンをもとに推定。
名古屋グランパス
<移籍情報一覧>
<予想布陣>
主力DF陣が総入れ替えしてスタートした2024シーズンは、怪我人続出も相まって戦い方が定まるまで苦戦が続いた。
戦い方が定まったシーズン後半にようやく結果が出始め、ルヴァンカップを制覇。
今シーズンは、足りなかった箇所を積極補強して長谷川体制4年目に臨む。
今オフ補強は、満点!
主力の流出は昨夏に移籍を発表していたGKランゲラックのみ。
一方、GKシュミットダニエル、最終ラインの3人(宮、佐藤、原)、徳元の完全移行、マテウスの帰還、と即戦力を的確に補強することに成功。
昨シーズンより上積みした戦力で楽しみなシーズンになりそう。
より詳細な考察については、「【考察】2025シーズン 名古屋グランパス補強評価!」をご参考。
アビスパ福岡
<移籍情報一覧>
<予想布陣>
2023シーズンにルヴァンカップを初制覇して臨んだ2024シーズン。
失点は38とリーグ4位だった一方で、得点は33とリーグ最下位で得点力不足に悩み、リーグ順位は12位。
山岸、ルキアンらの主力ストライカーが移籍したことが最後まで解消できなかった。
今オフは、クラブ初タイトルをもたらした長谷部監督が退任し、金明輝監督が就任。
就任から一悶着あったものの、補強は充実。
主力のMF前(→町田)、DF宮(→名古屋)、DFグローリ(契約満了)、FW佐藤(→磐田)らが退団した一方で、中盤を中心に多くの主力選手が加入。
豊富な運動量と攻撃センスを武器にチームを牽引するMF見木(←東京V)、高い技術でチャンスメークが得意なMF名古(←鹿島)、ドリブルが得意なMF藤本(←町田)などを獲得。
DFラインも上島(←横浜FM)、安藤(←大分)ら他チーム主力の補強に成功した。
浦和レッズ
<移籍情報一覧>
<予想布陣>
2024シーズン、18シーズンぶりのJ1優勝を目指した浦和は、ノルウェー代表監督などを務めたヘグモ体制でスタートしたものの、8月に成績不振で解任。
その後は、スコルジャ氏が復帰したが、成績は上向かず最終的には13位フィニッシュ。
2025シーズンはスコルジャ監督が続投し、上位進出を目指す。
今オフ補強は、概ね成功。
主力の流出はないが、準主力のFWリンセン(→NEC)、MF小泉(→柏)、MF 武田(→仙台)、DF佐藤(→名古屋)が移籍。
一方で、創造性と力強さ、献身性まで兼ね備えたMFマテウス サヴィオ(←柏)、昨シーズンブレイクしたFW長倉(←新潟)、豊富なスタミナとドリブルが武器のMF金子(←KVコルトレイク)と攻撃陣は充実の補強。
中盤以下は、足元の技術と身体能力の高さを兼ね備えたDFダニーロ ボザ(←ECジュベントゥージ)、昨シーズン充実のシーズンを過ごしたMF松本(←広島)を獲得するとともに、DF荻原を始め、MF柴戸、MF早川をレンタルバック。
CBは薄さを感じるが、充実の攻撃陣で補えるか。
京都サンガ
<移籍情報一覧>
<予想布陣>
2024シーズンは、シーズン前半は低迷し第23節を終えた段階で19位と降格圏。
夏の補強でラファエル エリアスを獲得すると、これが大成功。
シーズン後半は4試合12得点と爆発的な得点力を見せつけると、最終的には14位まで順位を押し上げた。
今オフ補強は、◎。
シーズン後半に出場機会を減らしていたMF金子(→磐田)、FW豊川(→大宮)が完全移籍、東京Vに期限付き移籍中だったFW木村は完全移行、MF山田は海外(CDナシオナル)に期限付き移籍で流出。
一方、FWラファエル エリアスを完全移行で獲得できたことが大きい。また、左ウイングを主戦場とする奥川(←アウクスブルク)を獲得。
さらに、DFパトリック ウィリアム(←リオ・アヴェFC)、MFジョアン ペドロ(←ECヴィトーリア)とブラジル人を2人獲得。
ブラジル人助っ人が上手く融合すれば面白い存在になるかもしれない。
湘南ベルマーレ
<移籍情報一覧>
<予想布陣>
2024シーズンは、得点は53と7位だった一方で、失点は58と15位。
シーズン終盤32節から4連勝で勝ち点を積み重ねるさすがの残留力は健在で、2024シーズンの戦い方をベースに守備力が向上すれば上位も見えてくるか。
今オフ補強は、厳しいものとなった。
チームの心臓であったMF田中(→広島)、左サイドから攻撃を牽引したMF中野(→横浜FC)、GKソンボムグン(→全北現代)と主力が移籍。
さらに、豊富な経験でチームを支えたベテラン勢3人(GK富居、MF山田、MF阿部)の退団も大きい。
一方、MF田中の抜けた穴はゼ ヒカルド(←川崎F)を補強。2024シーズンは途中出場を含めて11試合(うち先発3試合)に留まるが、ボランチが安定するかが1つ鍵になるだろう。
その他は、スピードに特徴のある右サイドを主戦場とする藤井(←鹿島)を獲得している。
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