キャスパー、シュミットと主力2人の負傷があったものの、充実のキャンプを終えていざ開幕!
相手は、長年監督を務めた鬼木監督が退任し、福岡でルヴァンカップ初制覇の実績を有する長谷部監督が就任した川崎フロンターレ。
去年は開幕戦ホームで苦い敗戦からの無得点3連敗となっただけに、今年はスタートダッシュを切りたいところ。
試合は、前半は五分五分の内容で折り返したが後半は立て続けに失点し終わってみれば0-4の完敗。
早速試合を振り返っていきましょう!
スタメン

名古屋グランパス
今年も3-4-2-1。
GKは武田。
CBは左から河面、ケネディ、新加入の原。
ケネディはケガ明けから間にあった。
Wボランチは期待のルーキー加藤、稲垣。
WBは左 徳元、右 野上と安心感のある2人。
前線3枚は、和泉、マテウス、永井。
ベンチは、ピサノ、佐藤、椎橋、浅野、浅野、内田、菊地、山中、山岸と豪華な面々。
宮、中山はベンチ外。
キャスパー、シュミットは負傷中。
川崎フロンターレ
昨シーズンベースの4-2-3-1。
2/11のACLEからスタメンは2人入れ替えたのみ。
GKは昨シーズン途中に加入の山口。
最終ラインは三浦、元名古屋の丸山、オフには海外移籍の噂のあった高井、佐々木。
Wボランチは山本、河原。
2列目はマルシーニョ、脇坂、パトリッキ ヴェロン。
1トップは山田。
ベンチは、チョン ソンリョン、車屋、田邊、ファン ウェルメスケルケン 際、セサル アイダル、橘田、山内、エリソン、宮城。
小林悠、大島、家長、ジェジェウは負傷中。
試合概要
グランパスは昨シーズンから継続している可変システム。
攻撃時は4バック気味、守備時にはマンツーマンで臨んだ。
対して川崎は後ろから繋ぐことをベースとしながらも、無理に繋がず簡単にFW山田目がけて蹴ってくることもしばしば。
試合序盤から川崎FW山田とケネディのやり合いはばちばちで、ここで山田に収められるとピンチに、一方ここで奪取できれば逆にグランパス優位になるケースが多い前半だった。
そんな中でも、グランパスのビッグチャンスは前半25分。
自陣でのボール奪取ののち鋭いカウンターから最後は永井のコントロールシュート。
惜しくもゴールマウスに嫌われたシーンはこの試合一番のチャンス。
その後も前半終了まではCKを何本も得るなど川崎陣内で試合を進める時間帯も作れており、前半のシュート数は川崎4に対して、グランパスは7と上回った。
しかし、後半に入ると試合は一転。
立ち上がりから押し込まれる時間となっていたところで、後半13分にマテウスの不用意なハンドで与えたFKから先制点を奪われる。
疑惑のオフサイドであったが、取られ方が悪い失点だった。
すると、流れは完全に川崎に。
後半22分には完全に崩され、最後は相手エースFW山田に決められ0-2。
その後は選手交代もむなしく立て続けに失点し終わってみれば0-4。
昨シーズン開幕戦で味わったような悪夢が蘇る敗戦となった。
雑感
・0-4と完敗だったが昨シーズンとの違いは、選手の組合せ、並びを変えられるバリエーションがあること。(昨シーズンはそれすら出来なかった)特に、山岸、浅野はあの状況で出てきてもなかなかやれることは少なかったため、次節には期待したい。
・前半内容的に五分五分だったとはいえ、攻撃の形があまり見えなかったのは気になった部分。永井の決定機以外はゴールへの道筋があまり見えなかっただけに、この点も修正を期待したい。
・スタメン抜擢の加藤玄が存在価値を示したことがこの試合一番の収穫。後半、加藤玄が交代してピッチにいなくなった後、明らかにボールが回らなくなり、潤滑油的な存在であったことは明らか。また、デュエルでも負けていない場面が何度も見られたため今後が更に楽しみ。
・マテウスはさすがにお粗末なハンドだった。敗戦はそれだけが理由ではないが、些細なプレーが勝敗を分けることもあるだけにいただけないプレー。また。以前からそうだったがコンディションが整ってくるのは暖かくなってからかも。
最後に・・・
たかが1試合だけれど、されど1試合。
開幕戦でのこの敗戦は堪えるものがあるけれど、まだまだ落ち込むには早すぎる。
次節神戸戦はホームで迎え撃つことができるので、昨シーズンからの積み上げた力を見せてほしい。
それでは、また。
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