期待の大きかった開幕戦は0-4の惨敗。
今節も敗れることになると一気に良くない雰囲気になる可能性もあるだけに、内容、結果ともに重要な一戦。
相手は、J1 2連覇中の王者神戸と相手にとって不足なし。
試合は、先制しながらも天敵大迫に2得点を奪われ逆転を許してしまう。しかし、試合終盤に追いつき2-2で終え、貴重な勝ち点1を獲得した。
早速試合を振り返っていきましょう!
スタメン

名古屋グランパス
3-4-2-1。
GKは武田。
CBは左から宮、ケネディ、原。
Wボランチは椎橋、稲垣。
WBは左 徳元、右 内田。
前線3枚は、永井、和泉、山岸。
ベンチは、ピサノ、野上、佐藤、河面、浅野、森島、加藤、中山、マテウス。
前節からは4人(宮、椎橋、内田、山岸)を入れ替え。
宮はグランパスに来て、初出場。
ヴィッセル神戸
4-1-2-3。
GKは前川。
最終ラインは本多、Mトゥーレル、山川、広瀬。
アンカーは扇原。
2列目は井出、鍬先。
3トップは佐々木、大迫、武藤。
ベンチは、新井、岩波、日高、松田陸、飯野、齋藤、山内、濱崎、冨永。
試合概要
グランパスも神戸も基本的には前線からハメにいくことをベースとした非保持得意のチーム同士。
試合開始早々、クリアボールを拾われると神戸得意のクロスから最後は大迫に決められてしまうも、VARの末ハンドの判定で救われる。
これによりチームの守備への意識が上がったことは間違いない。
その後は一進一退の攻防でお互いの特徴を出しつつゴールに迫るも、得点を奪うまでには至らない。
前半のビッグチャンスは、グランパスは前半28分、徳元からのクロスをゴールマウス右端付近でボールを受けた山岸がシュートを放つもGK前川のセーブに遭う。
一方、神戸は前半36分、カウンターから抜け出したFW佐々木がGK武田と一対一になるも武田が落ち着いて面を作り防いだ。
前半はスコアレスで終了。
後半開始からグランパスは徳元の2本のロングスローで攻撃への姿勢を見せると、後半11分。
ペナルティエリア手前で山岸が倒されて得たFKを徳元が技ありのコースを突いたシュートで枠内に収め先制点を奪う!
その後、グランパスが攻勢を強めるも神戸もそのままでは終わらない。
後半25分にはCKから、後半30分には神戸のGKこぼれ球からいずれも大迫に決められ逆転を許してしまう。
厳しい状況に追い込まれたグランパスだったが、後半36分にマテウス、浅野を投入すると早速結果を出す。
神戸の攻撃後ボールをキャッチした武田が素早く左サイドのマテウスにスローすると、マテウスは華麗に相手を1人かわし、素早くアーリークロス。
中央の山岸が潰れた先に待っていたのは浅野。
左足でシュートすると見せかけて切り返すと、たまらず相手DFがファールをしてPKを獲得。
PK前には神戸選手による圧力もあったものの、それにも動じず稲垣が決めて同点。
2-2のまま試合は終了。
ホームで貴重な勝ち点1を得た。
雑感
・開幕戦大敗した後の重要なこの一戦で勝ち点1を得るとともに、初先発組さらには交代出場組が軒並み結果を残したことは非常に大きい。この日のゲームを出来れば勝ち点3も遠くはない。
・一方で、5分の間に立て続けに失点し逆転を許したことは改善の余地あり。とはいえ、そのまま負けなかったことは◎。
・初出場の宮は、守備面、攻撃面でも絶大な存在感。守備面では、武藤、そして流れてきた大迫とのデュエルに簡単に負けなかった。攻撃面では、いくつも効果的なフィードを打ち込んだ。昨シーズンのグランパスはハイプレスを掛けられると効果的なパスを出すことができず、ずるずるとラインを下げさせられ押し込まれるシーンもよくあったが、宮の正確なフィードによりハイプレスをかいくぐることができたのは大きな収穫。宮から山岸のホットラインは今後も大きな武器になりそう。
・原は攻守ともにレベルの高さを見せた。
・山岸は相変わらずハイレベルなポストプレーで起点になり続けた。先発の和泉、永井、山岸の関係性も良かったし、後半最後のマテウス、浅野、山岸の3人もタイプ的に合いそうで期待大。自身のチャンスもあったので1点獲って流れに乗ってほしい。
・マテちゃんはPK獲得へのファーストプレーだけでなく、何度も相手をかわすプレーを魅せ調子の良さが窺えた。規格外のゴールを決める日も遠くないかも。
・浅野はファーストプレーで値千金のPK獲得。ゴールへの貪欲なプレーは今後も期待大。
最後に・・・
次節は中3日でFC東京戦なので、まだ今シーズン出場機会の少ない選手の出場がみられるかもしれない。
今シーズンは多くのポジションでレギュラー争いも熾烈なので、その辺りも楽しみにしていきたい。
そして、そろそろ勝ち点3を獲得して結果にもこだわっていきたいところ。
それでは、また。
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