【ルヴァンカップ準決勝第2戦 横浜FM戦レビュー】全員で掴んだ決勝!いざ国立へ!

ルヴァンカップ

内容も伴った勝利で決勝への切符に半歩近づいた状態でホーム豊スタに返ってくることができた第2戦。

2点リードしているとはいえ、マリノスの攻撃力を考えればアドバンテージはあってないようなもの。

第2戦でも先制点を奪って余裕を持って進めたい試合。

試合は、前半のうちに誰もが奪われたくないと思っていた先制点を奪われてしまうが、後半開始早々に奪い返して同点に。

その後、マリノスに押し込まれる展開になり1点を奪われるも、最後まで身体を張った守備であと1点を守り切り終了。

トータルスコアでマリノスを退けて、3年振りの決勝進出!

早速試合を振り返っていきましょう。

スタメン

名古屋グランパス

3-1で勝利した第1戦と同等のスタメン。

GKはミッチ。

CBは左から河面、三國、ケネディ。

Wボランチは椎橋、稲垣。

左WB徳元、右WB野上。

前線3枚は、和泉、森島、永井。

ベンチは、武田、チャンレ、重廣、中山、菊地、山中、パトリック、山岸、ユンカー。

横浜F・マリノス

4-2-1-3。

GKは飯倉。

最終ラインは、永戸、畠中、上島、松原。

Wボランチは渡辺皓、天野。

トップ下は西村。

3トップはエウベル、アンデルソンロペス、ヤンマテウス。

ベンチは、白坂、エドゥアルド、小池、加藤、山根、山村、植中、井上、宮市。

試合概要

試合は、ボールを持つマリノスに対してマンマーク気味に付いてハイプレスを仕掛けるグランパス、の構図。

序盤は一戦目の勢いそのままにグランパスが中盤の高い位置で何度もボールを奪うことでリズムを掴むが決定機までは至らない。

一方、最低でも2点差以上で勝利する必要のあるマリノスも天野、西村を起点としてグランパスゴールに圧力をかけてくるも、グランパスDF陣が冷静に対応する。

すると、前半26分のアクシデントからゲームが動き始める。

河面が負傷により中山に交代し、河面(左CB)の位置には野上、野上(右WB)の位置には中山が入ることに。

この交代で野上-内田の連携、前線での野上の高さが無くなることにより一気にマリノスに主導権を奪われると、早々に右サイドを崩され避けたかった先制点を奪われてしまう。

その後もマリノスに攻め立てられるも何とか前半を0-1で折り返すと、長谷川監督が早々に決断する。

交代出場後試合に入れていなかった中山を諦め、山岸を投入。

右WBには和泉を配置した。

すると、後半開始早々早速結果に現れる。

左サイド徳元からのスローインを山岸がペナルティエリア内に流すと、森島⇒永井と繋いで最後はゴール中央に走りこんだ山岸がゴールに流し込んで貴重な同点ゴール!

このゴールをきっかけに息を吹き返したグランパスはマリノスの圧力を押し返し、相手ゴールに再び迫れるように。

しかし、後がないマリノスはそのまま終わるわけがない。

後半13分にはFW植中、後半31分にはFW宮市の攻撃的カードを切り攻勢を強めてくるマリノスに対して、後半37分に一瞬の隙をつかれてしまう。

ランゲラックからのフィードがクリアされアンデルソンロペスに流れると、右サイドのスペースに走るこんだヤンマテウスに繋がれ、最後は鋭いグラウンダーのクロスから植中に合わされ失点。

合計スコアで4-3と一点差に迫られる。

その後もマリノスに圧力をかけられるが、全員が身体を張った守備で最後まであと1点を許さず。

この試合には1-2で敗れるも、トータルスコアは4-3で勝利!

全員で決勝への切符を掴んだ!

雑感

・1点先制されて迎えたハーフタイムに途中出場の中山を早々に諦め、山岸を投入した英断が試合を分けた。山岸投入により1点を返されたことはもちろんだが、ヘディングの強さとポストプレーで深さを作ることができ、相手DFラインを押し下げることに大いに貢献した。決勝に向けても山岸がここで調子を上げてきたことは非常に大きい。また、和泉を右WBにすることで右サイドの安定感も格段に増した。

アンデルソンロペスに仕事をさせなかったケネディは素晴らしい出来。

複数ポジションを器用に高いレベルでこなす和泉、野上には頭が上がらない。

徳元はこの試合でも得点の起点になったし、追加点アシスト未遂、ヤンマテウスへの1対1対応、サポへの煽りなどなどこの日もチームへの貢献度は絶大。

負傷により前半途中に退いた河面の状態は気になるところ。自らの足で歩いていたため重症ではないはずだが、決勝に間に合うかどうかはチームにとって重要なポイント。

・結果的には1点を先に奪われてしまったものの試合前からスタジアムの雰囲気に楽観的な雰囲気は見られず非常に良い雰囲気を作れていた。また、マリノスサポの応援もかなり圧のある応援で、両者のゴール裏がこの日のスタジアム全体の素晴らしい雰囲気を作った。

最後に・・・

これでルヴァンカップ優勝まであとひとつ!

対戦相手の新潟はルヴァンカップ初優勝に向けて大挙としてサポーターが押し寄せる可能性大。

ミッチの集大成、和泉や永井の名古屋での初優勝と名古屋にも負けられないストーリーはあるだけに目指すは勝利のみ。

ホームさながらの雰囲気を作って選手を後押ししましょう!

それでは、また。

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