【第22節町田戦レビュー】首位相手に力無く敗戦。光の見えない4連敗。

グランパス

3連敗で迎えた首位町田戦。

第2節のホームで町田には0-1で敗戦しているため何が何でも借りを返したい相手。

この日は終始相手ゴールに迫ることができなかった一方で、またも自らのミス絡みからの失点が影響し敗戦。

4連敗で7戦連続勝ちなしとなった。

試合を振り返っていきましょう。

スタメン

グランパス

いつも通りの3-4-2-1だが、ポジションをかなり変えてきた。

GKはミッチ。

CBは左から野上、チャンレ、稲垣。

Wボランチは椎橋、森島。

左WB内田、右WB久保。

前線3枚は、中山、榊原、山岸。

榊原がリーグ戦初のスタメン。

前節終盤に続き、稲垣が右CBに。

左IHには中山を配置。

町田ゼルビア

4-4-2。

GKは谷。

最終ラインは、林、昌子、ドレシェビッチ、望月。

中盤は五輪代表の平河、下田、仙頭、荒木。

2トップは豪州代表のMデューク、五輪代表の藤尾。

試合概要

グランパスは序盤から町田にボールを持たせてカウンター狙いの試合を仕掛ける。

開始早々5分に榊原のクロスから内田がフリーで合わせる決定機を迎えるもキーパー正面で決まらず。

一方、直後の7分。町田のFKからMデュークに頭で合わされ、肝を冷やす。

その後はどちらもなかなかシュートまでいけず膠着感が漂う中、前半30分またもミスが重なり失点してしまう。

自陣でのクリアミス、ルーズボールの目測ミス、ののちペナルティエリア内で仕掛けられ失点。

その後は町田の出足の速さと規律の取れたプレーとは対照的に、グランパスはちぐはぐなプレーが続いたものの0-1のまま前半を終える。

後半開始から榊原に代えて永井を投入すると、流れを掴みかけたが迫力のある攻撃にはほど遠く時間だけが過ぎていく。

その後、後半21分にはパトリック、後半32分には山中、河面を投入するも、なかなかゴールに迫ることはできずそのまま試合は終了。

終始低調な試合内容で0-1と敗戦。

4戦連続1点差で敗戦(うち3試合は無得点)し光の見えない内容4連敗となってしまった。

スタッツ(DAZN速報)

スタッツ(DAZN速報)は以下。

シュート数は6本とまたも10本以下。

残念ながら得点の匂いを感じることはほぼ出来なかった。

後半はCKを複数獲得することができたもののシュートに繋げられていないのは厳しい。

また、平均ボール奪取位置は29.2mと非常に低かった。ボールを奪っても相手にすぐに奪われて押し込まれることが多かったことがよく分かる。。

雑感

・ボール非保持を好む両チームだったことから、相手の強みを出させないために相手にボールを握らせる選択をしたグランパスだったが、球際でことごとく負けた結果相手の強みを消すことは難しかった。この日のボランチ2枚(森島、椎橋)は球際で強みを出すタイプではないため、狙いと布陣のちぐはぐさに疑問が残った。森島、椎橋の2枚であれば自ら保持する選択をする(IHには榊原もいるわけで)、もしくは非保持を選択するのであれば少なくともボランチに稲垣は必須であったのでは。もちろんケガ人による人手不足は考慮しなければなりませんが。

・ここ数試合気になるところが、選手のベクトルがばらばらと感じること。個々では頑張っているのだろうけれど、それぞれの意図が合っていないためいろんなところにズレが生じるし、誰一人気持ちよくプレーできていない・・・。町田との差異は一目瞭然で、町田の選手は場所、場面でやることがはっきりしている、そして徹底されているため、全選手が迷いなくプレーできている。悲しいかなチーム力の差は歴然。

・個々の選手がどうこうの問題ではないけれど、1人選手を挙げるとすると山岸を活かせていないのが悲しい。せっかくシンプルに山岸に入れてもサポートがいないので苦し紛れのプレーになるor潰されて終わる、ばかり。怖さを出せるペナルティエリア付近~エリア内でプレーする機会をほとんど作れていない・・・。

グランパスがやりたいシーンをきれいにやられたのがオフサイドでノーゴールになった町田のシーン。オセフン(グランパスでは山岸)が競ったボールを藤尾(グランパスでは中山、榊原、永井あたり)が拾いペナルティエリア内に侵入、そして空いた後ろのスペースにボールを落として最後は下田(グランパスでは森島、椎橋あたり)が仕上げ。

最後に・・・

今節は下位チームが勝ち点を積み上げていることもあり、嫌でも降格圏を意識せざるを得ない状況になってきた。

次節は今節順位を逆転された柏。

ホームで出来ることをプラスに捉えて、どんな内容でも良いので勝利を!

夏に強い名古屋を魅せてくれ!!!

それでは、また。

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