【考察】2025シーズン 名古屋グランパス補強ポイント3選!

グランパス

2024シーズンは苦しい時期も多くリーグ戦は11位フィニッシュでしたが、戦い方が定まってきたシーズン後半に勢いを加速させルヴァンカップを制覇できました。

ハセケン体制3年目にして初のタイトルでしたが一方で、最終ラインががらりと変わった今シーズンは主力となるメンバーの故障も相まって、戦い方を模索しつづけるシーズンとなったことに対しては向き合う必要があります。

そういう意味で2025シーズンに向けては積極的な補強が求められるところ。

今オフの補強ポイントについて考えていきましょう。

今シーズンの布陣

なかなか最適解が見つからず試行錯誤が続いた今シーズン。

最終的には対ボール保持特化型布陣が1つの最適解となった。

GKはシーズン半ばに退団を公表していたミッチ、ミッチ不在の試合ではきっちり役割を果たした武田。

CBは「詩音、ケネディ、野上」「ケネディ、チャンレ、野上」「河面、ケネディ、温紀」などいろんな組み合わせが試されたが、最終的には「河面、ケネディ、内田」に。

両WBは負傷などにより和泉、内田が多くの試合を務めざるを得なかったポジション。

左WBは当初山中、小野で臨んだがケガにより戦い方を安定させられなかった一方、夏の補強で徳元をレンタルで獲得するとこれがフィット。ルヴァン制覇の一因となった。

右WBは久保、中山が主力になることが期待されたがなかなか定着できず、最終的には攻守ともに気が利いたプレーが得意な野上に落ち着いた。

次にボランチ。

序盤は稲垣、米本、椎橋の3人から相手に合わせた組み合わせだったが、米本のレンタル移籍と椎橋のフィットによりシーズン終盤は稲垣、椎橋が盤石の2人となった。

前線は山岸orユンカーの離脱が重なり、当初想定していた布陣がなかなか組めず悩みの種に。

試行錯誤の末、シーズン終盤は対ボール保持型特化型メンバーとして和泉、森島、永井の戦術理解度が高く連携の良い3人に落ち着いた。

補強ポイント① センターバック(CB)

補強ポイントのつ目は言うまでもなくセンターバック(CB)

昨季から総入れ替えとなった最終ラインの構築は今季の課題の一つであったが、2022、2023シーズンの1試合平均失点はそれぞれ1.03, 1.06だった一方で今シーズンは1.24。

課題が解決したとは言い難い数字だった。

また、今シーズン加入メンバーに関しては、前所属の福岡で控えに甘んじていた三國は大きく成長し欠かせない存在になった一方で、守備の柱になることが期待されたハ チャンレは、シーズン後半は序列を落とし、シーズン後半はほぼ控えに。さらに移籍の可能性も浮上している。

名古屋グランパスDF河昌来、韓国1部・大田に期限付き移籍へ 現地メディア報道:中日スポーツ・東京中日スポーツ
韓国1部大田が名古屋グランパスのDF河昌来(ハ・チャンレ)を期限付き移籍で獲得する見込みだと12日、現地メディアが報じた。 韓国代表経...

また、昨シーズン前所属甲府でブレイクした詩音はシーズン通してスタメン争いに絡めなかった。

主力として出場した河面は唯一の左利きでケガがち、右の内田は本職ではないため、補強は必須。

既に報道では福岡 DF宮、東京V DF谷口の噂がある。

宮は空中戦の強さで福岡の堅守を支えた1人。

そして何と言っても左利きのロングフィードが持ち味のため、河面とポジション争いできる良い人材。

また、28歳とまだまだ活躍できる年齢なのもポイント。

名古屋 福岡DF宮大樹を完全移籍で獲得へ 守備陣のさらなる強化見据え  - スポニチ Sponichi Annex サッカー
名古屋が福岡DF宮大樹(28)を完全移籍で獲得することが3日、分かった。

谷口は昨シーズン東京VのJ1昇格の立役者の一人であり、今シーズンもリーグ戦29試合(うち26試合はフル出場)に出場している若手のCB。

ヴェルディユース仕込みの技術の高さが特徴で、後方からの組み立てに一役買うこと間違いなし。

ただ、競合しているかつ東京Vも慰留している模様であり加入の可能性は不明。

東京VのDF谷口栄斗巡り川崎F、鹿島、名古屋で争奪戦 東京Vは全力慰留 - スポニチ Sponichi Annex サッカー
東京VのDF谷口栄斗(25)を巡り、川崎Fと鹿島、名古屋が争奪戦を繰り広げていることが10日までに分かった。複数の関係者によると、すでに全チームが正式オファーを提示しているという。

補強ポイント② ウイングバック(WB)

補強ポイントの2つ目は、ウイングバック(WB)

シーズン最後まで悩ましかったポジションと言えるかもしれない。

左WBは夏に徳元のレンタル移籍により安定した一方で、右WBは野上がCBもこなす兼ね合いもあり苦しい台所事情だった。

まずは、徳元の完全移籍は至上命題!

これができるかどうかで補強の優先度も大きく変わる。

徳元の完全移籍が実現すれば、来シーズンは小野も復帰するので左WBはこれ以上の補強はないだろう。

一方、右WBは当初期待された中山、久保がなかなか定着できず、野上で落ち着いたので補強は必要。

報道では清水MF原の獲得に乗り出しているとのこと。

原は、本職は右SBだがCBのほかWBもこなせるユーティリティ性と豊富なスタミナが武器。

加入となれば大きいが、どうなるか注目。

名古屋が清水MF原輝綺を獲得へ 今季J2リーグ24試合3得点4アシスト、J1昇格に貢献 - スポニチ Sponichi Annex サッカー
名古屋がJ2清水MF原輝綺(26)獲得に乗り出していることが10日、分かった。すでに正式オファーを提示し、交渉は大詰めの段階を迎えているという。

補強ポイント③ ストライカー(FW)

補強ポイントの2つ目は、ストライカー(FW)。

先にも書いたとおり、山岸orユンカーを同時起用できない試合が多かったことがシーズン通して痛かった。

そんな中でも、パトリックの活躍がルヴァン制覇さらには残留争いに巻き込まれなかったことに大きく貢献したと言えるだろう。

ストライカー枠としてはユンカー、パトリック、永井、山岸の4人がいるが、いずれも30オーバーでフル稼働できたのは永井のみ。

パトリックは既に契約満了が発表されているうえ、ユンカーはコンディションに加えて今シーズンのスタイルに苦しんだのでどうなるか。

今シーズンのスタイルを継続するのであれば、若返りを図ったうえでハードワークでき馬力のあるストライカーが欲しいところ。

既に噂の出ている柏FW細谷はうってつけの存在。

懸念点とすれば、23歳とまだ若く実力者であることからシーズン途中の移籍可能性があること。

実現すれば大型補強の一人となり楽しみに待ちたい。

名古屋が柏FW細谷真大を獲得へ 既に正式オファーを提示 移籍金3億5000万円 - スポニチ Sponichi Annex サッカー
名古屋が柏FW細谷真大(23)獲りに動いていることが30日、分かった。複数の関係者によると、既に正式オファーを提示。完全移籍で、移籍金は3億5000万円に上るという。

その他 ゴールキーパー(GK)

最後にゴールキーパー(GK)について。

ご存じの通り、7年間名古屋のゴールマウスを努めたミッチの退団が決まっていることから補強は必要。

ただし、名古屋のGKのこれまでの系譜から考えると、ランゲラックの後釜を安心して任せられる実力者の獲得が難しいのであれば、今季の補強は見送って来シーズンは武田に任せるのも1つの選択、と個人的には感じる。

そういった意味で、GKの補強優先度は低いと考える。

後釜探しを考慮してのミッチの早めの退団発表だったためクラブも早々に動いていると思うが、動向を見守りたい。

最後に・・・

各チーム既に移籍関連の報道が出始めていますが、今オフはどのような動きがあるのか楽しみですね。

毎日情報に一喜一憂するこの時期を楽しんでいきたいと思います。

まずは、選手、スタッフ、関係者の皆さま今シーズンもお疲れ様でした。

それでは、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました