沖縄キャンプが終わり、2/10にはFC岐阜とのプレシーズンマッチ名岐カップが行われましたね。
結果は2-1で勝利。
期待と不安が入り混じった内容の試合となりました。
録画放送から早速振り返ってみましょう。
選手・布陣の変化
①試合開始～
入りはキャンプ中からメインの布陣として取り組んでいた3-5-2。
特筆すべきはうっちーの右CB起用。
効果的なビルドアップを可能にするため、キャンプ後半から抜擢。
また、稲垣の攻撃参加を効果的にするため、椎橋のアンカーを採用し、稲垣は一つ前のポジションへ。
2トップは山岸の負傷の影響もあり、ユンカーと永井。
②22分～
立ち上がり岐阜のハイプレスに苦戦し、なかなかビルドアップが上手くいかずチャンスを立て続けに作られる。
そんな中、14分にCKから失点。
守備とビルドアップのテコ入れを図るため、22分に野上（⇔内田）を投入。
さらに布陣は、ダブルボランチ、1トップ2シャドーの3-4-3に変更。
この変更により、グランパスが徐々に主導権を握る形に。
32分には中山の同点ゴール、53分には森島の逆転ゴールが生まれている。
③61分～
パトリック（⇔ユンカー）、和泉（⇔永井）、久保（⇔中山）、米本（⇔稲垣）の4枚替え。
布陣変更はなく、立ち位置もそのまま入れ替わった形。
④67分～
井上（⇔ハ・チャンレ）、倍井（⇔椎橋）、小野（⇔山中）の3枚替え。
ここも布陣変更はなし。
森島が一列後ろに下がって後ろから組み立てる形。
ただ、ハ・チャンレは負傷交代。
（その後の赤鯱新報のインタビュー的には問題なさそう）
また、倍井がキャンプから好調で確実に序列を上げてきている。
ちょっと不安な点
やはり守備陣。
特に序盤は岐阜のハイプレスに悩まされなかなかビルドアップが上手くいかず、数多くのチャンスを作られました。
野上の投入とダブルボランチ化によって落ち着いたところから一つの解決策は見つかりましたが、Ｊ１クラスとなるとより強度も上がってくるので上手くいかないときの戦い方の意思統一などを深めていってほしいなと思います。
ただ、まだ新加入選手が合流してから1か月も経っていないので不安要素があるのは当然ですし課題が分かっていることはむしろ良いこと。
開幕まで練習試合もまだ2試合あるとのことなので、戦術、連携面を深めていってほしい。
楽しみな点
一方で、楽しみな点が多かったのは攻撃陣。
その中でも３点挙げたいと思います。
①両サイドの攻撃
両サイドのスタメンは異なる特徴を持った山中と中山。
（書いていると間違えそうになる、、）
いずれも強力な武器を持った選手でこの試合でも多くのチャンスを演出し、山中はアシスト、中山はゴールと両者ともに結果を残しており、今後もとても楽しみ。
左の山中は、持ち味のクロスの質は目を見張るものがあり今後も確実に武器になると確信。
もう一つの持ち味のロングレンジからの強烈なシュートは見られなかったけれど、セットプレーでも期待できる場面が増えそう。
右の中山は、序盤はチームがビルドアップに苦しんだところもありなかなかボールを受けられなかったが、22分の選手交代と布陣変更以降はボールを受けられるように。
特に、44分の野上からのロングフィードからの裏抜けは真骨頂！
深い位置まで入り込んでのクロスもいいものを持っているのでFWとの連携が深まればアシストも増えそう。
②森島のフィット
去年に比べて明らかにフィットしてきたのが分かる試合。
そして何よりも印象的だったのは、森島が終始楽しそうにプレーしていたこと。
この表情を見ただけでも今シーズンの活躍を期待せずにはいられない。
攻撃は森島を中心に組み立てられており、昨シーズンは見られなかったスムーズな攻撃が何度も見られた。
ユンカーとの関係性も良し。
山中から何度か見られたクロスへの入り込みなど、森島がフィニッシュに関わる場面も多くなりそう。
③交代選手のクオリティ
試合終盤の期待感が格段に向上！
この試合中盤より前で途中出場したのは、パトリック、和泉、久保、米本、倍井、小野の6人。
シーズン中の交代枠は5人のため、試合の展開によって投入する選手は変わってくるが、スタメン同等以上のクオリティを出せる選手が揃っており試合終盤の期待感も高まる。
しかもスタメン選手との特徴が異なるも多いので相手の目先を変えるという意味でも効果的な選手交代が期待できる。
今年は途中出場選手による得点や試合の流れを変える活躍を期待！
最後に・・・
キャンプを経て概ねスタメンは固まってきましたがまだ変わる余地もありそうなプレシーズンマッチでした。
開幕まであと1週間半！
どんなメンバーになるのか
どんな布陣で臨むのか
いろいろ考えると開幕が待ちきれません！
それでは、また。
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