J1各クラブ補強チェック第2弾。
今回は、2024シーズン6~10位の東京V、FC東京、川崎F、横浜FM、C大阪の5チーム。
早速見ていきましょう!
※予想布陣は、2024シーズンをもとに推定
東京ヴェルディ
<移籍情報一覧>

<予想布陣>

16年振りのJ1リーグとなった2024シーズンは当初苦戦も想定されたが、終わってみれば6位フィニッシュ。
2025シーズンはJ1定着に向けたシーズンとなる。
今オフの補強は、堅実。
主力の流出は、MF見木(→福岡)のほか、レンタル満了のMF山田楓(→京都)、MF松村(→鹿島)があったものの、複数クラブからオファーを受けていたDF谷口が残留したのは大きい。
また、チームの中心選手であったFW木村、FW山見、FW染野、DF林と多くの選手がレンタル移籍から完全移籍に移行できた。
補強としては、2023シーズンに熊本で飛躍したMF平川(←磐田)、アタッカーのMF福田(←G大阪)、対人守備に特徴のあるDF鈴木(←磐田)を獲得している。
ベースとなるメンバー、戦い方は変わらないと思われるため、如何に練度を高められるかが今シーズンのカギになるか。
FC東京
<移籍情報一覧>

<予想布陣>

2024シーズンはMF高宇洋(←新潟)、MF遠藤渓太(←1.FCウニオン・ベルリン)、MF荒木遼太郎(←鹿島(レンタル))、FW小柏剛(←札幌)など積極的な補強を行い、期待感の高いものだったが、なかなか安定した戦いをすることができず7位フィニッシュ。
2023シーズン6月から指揮したクラモフスキー監督が退任し、今シーズンは新潟で唯一無二のポゼッションスタイルを落とし込んだ松橋監督が就任。
今オフ補強は、最低限だが的確に補強を完了。
長年FC東京の中心選手として活躍したディエゴ・オリヴェイラが引退。
攻撃の中心だったMF荒木(→鹿島)がレンタル復帰、DF中村(→町田)、DF徳元(→名古屋)らを流出。
ディエゴの抜けた穴には、昨シーズン鳥栖で14ゴールを挙げたFWマルセロ・ヒアンをレンタルで獲得。
荒木の抜けた穴には、京都からMF塚川を呼び戻した。
また、MF橋本拳人(←SDエイバル)を獲得し、中盤を厚くした。
川崎フロンターレ
<移籍情報一覧>

<予想布陣>

2024シーズンは、総得点は66とリーグ2位だった一方で、総失点が57とリーグワースト7位。結果、順位は8位。
2年振りにタイトル無しのシーズンとなった。
また、8年間で7冠と間違いなく川崎の1時代を築いた鬼木監督が退任し、今季からは前任の福岡でルヴァンカップを初制覇するなど実績を残した長谷部監督に。
今オフ補強は、ほぼ無し。
主なものは、FW遠野(→横浜FM)を流出とFW伊藤(←マクデブルク)をブンデス2部から逆輸入したくらい。
メンバーは昨シーズンベースとなるが、長谷部監督になりフォーメーション、戦術がどう変わるか注目。
横浜F・マリノス
<移籍情報一覧>

<予想布陣>

2024シーズンは年間通して計61試合(約1.7試合/週)のハードモード。
そんな中、リーグ戦もなかなか思うような成績とならなかった。
2025シーズンは監督も変わり心機一転と行きたいところ。
しかし、今オフの補強は、不安の残る内容。
センターバックで主力だったエドゥアルド(←長崎)、畠中(←C大阪)、上島(←福岡)の3名を流出。DFトーマス デン(←新潟)、DFキニョーネス(←アギラス・ドラダス)を獲得しているが、最終ラインは両者ハマったとしても層が薄く不安の残る陣容。
一方、攻撃陣は攻撃の核だったFW西村(←町田)がまさかの移籍をしたが、移籍の噂が出ていたアンデルソン・ロペスは残留宣言。
仮にこのタイミングでの離脱となっていれば大きな痛手となっていただけに大きな残留。
攻撃陣は元々層が厚いうえ、遠野(←川崎F)の獲得、松田(←新潟)のレンタルバックをしたため問題なさそう。
守備陣の出来次第のシーズンになるだろう。
セレッソ大阪
<移籍情報一覧>

<予想布陣>

2024シーズンは第9節名古屋戦で敗戦するまでは負けなしの首位だったが、その後は思うように勝ち点を稼げず終わってみれば10位。
これまでアンダー世代から長らくセレッソに在籍し、監督を3年半務めた小菊監督が退任し、2025シーズンはオーストラリアのパパス氏のもと挑む。
今オフの補強は、まずまず。
ボランチ、最終ラインで主力の流出はCB鳥海(→千葉)くらい。
CBでは畠中、中村の2人を補強し、戦力を上積みした。
一方、絶対的エースのFWレオ セアラ(→鹿島)に加え、MFカピシャーバ(→清水)も流出し、大きく入れ替わることに。
スピードとテクニックを兼ね備えたFWチアゴ・アンドラーデ(←トロントFC)、ウイングタイプのFWラファエル・ハットン(←ECバイーア)を獲得。
この外国人2人の出来が鍵になるだろう。
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