【まとめ】2024シーズン Jリーグ大会方式は何が変わる?

Jリーグ

先日Jリーグから2024シーズンの大会方式を発表されました。

変更背景としては、Jリーグが新たな成長戦略として掲げる「2つの成長テーマ」

(1)60クラブが、それぞれの地域で輝く

(2)トップ層が、ナショナル(グローバル)コンテンツとして輝く

に基づいて、トップカテゴリーである「J1」の価値を最大限に活用すること、ならびに、リーグカップ戦の大会方式変更により、異なるカテゴリー間での試合を創出し、J2、J3の成長の起爆剤として活用することで、Jリーグ全体の価値向上を目指しています。

従来からの主な変更点についてわかりやすく解説します。

明治安田Jリーグ

大会名称変更

リーグ戦の大会名称が「明治安田生命Jリーグ」から「明治安田Jリーグ」に変更となります。

これに伴い、J1,J2,J3も以下のように名称が変更に。

J1⇒明治安田J1リーグ

J2⇒明治安田J2リーグ

J3⇒明治安田J3リーグ

すべてのカテゴリーが20クラブによるリーグ戦

今シーズンの各カテゴリー間のチーム数調整を経て、リーグ戦はJ1,J2,J3各カテゴリーのクラブ数が20クラブに統一されます。

それに伴い各カテゴリーの昇降格の方式も変更されます。

J2昇格プレーオフが誕生

2024明治安田J3リーグの年間順位3~6位の4クラブが参加し、プレーオフ優勝チームがJ2昇格となります。

当該4クラブのうちJ1クラブライセンスまたはJ2クラブライセンスの交付判定を受けられなかったクラブがあった場合、同クラブを除いたクラブでプレーオフを行う、つまり、7位以下の繰り上げ出場はない、とのことです。

JリーグYBCルヴァンカップ

J1,J2,J3全クラブが参加

従来はJ1クラブのみの参加だったルヴァンカップですが、2024シーズンからはJ1,J2,J3全クラブ(計60チーム)が参加することになります。

大会方式がノックアウト方式に変更

従来、グループステージ、ノックアウトステージで構成されていたルヴァンカップですが、1stラウンド、プレーオフラウンド、プライムラウンドの3つのラウンドで構成されたノックアウト方式に変更されました。

各ステージの詳細は以下です。

1stラウンド

1stラウンドは、 ACL2023/2024ノックアウトステージに出場する3チーム(川崎F、横浜FM、甲府)を除く、J1の18チームとJ2の19チームとJ3の20チーム、計57チームを10グループに分け、1試合制のノックアウト方式を行います。

そして、各トーナメントを勝ち上がった10チームがプレーオフラウンドに進出します。

1グループ当たり5もしくは6チームずつで、トーナメントは次のようなイメージになると想定されます。

なお、1stラウンドの組み合わせは、2023シーズンの各リーグ順位をもとに決定します。

試合会場は下位リーグのクラブのホームで実施。

同一リーグの場合は2023シーズンのリーグ戦下位クラブのホームで開催されます。

<開催日程>

1回戦 3月 6日(水) or 3月13日(水)

2回戦 4月17日(水) or 4月24日(水)

3回戦 5月22日(水)

プレーオフラウンド

1stラウンドを勝ち上がった10チームにより、ホーム&アウェイ方式の2試合を行い、勝者5チームがプライムラウンドに進出します。

アウェイゴールルールの適用はありません。

<開催日程>

第1戦 6月5日(水)

第2戦 6月9日(日)

プライムラウンド

プレーオフラウンドを勝ち上がった5チーム、およびACL2023/2024ノックアウトステージに出場する3チーム(川崎F、横浜FM、甲府)を加えた計8チームにより、ホーム&アウェイ方式のトーナメント戦を行います。

プライムラウンドの組み合わせは、プレーオフラウンド終了後に抽選で決定されます。

なお、決勝は1試合のみ。

プライムラウンドでもアウェイゴールルールの適用はありません。

エントリー可能者の上限人数変更

ベンチ入り人数増加

2024シーズンは、JリーグYBCルヴァンカップにおいてエントリー可能選手が2名拡大されます。

これによってベンチ入り人数が2人増えることになります。

つまり、従来最大18名(フィールド11名+ベンチ7名)だったところが、2024シーズンは最大20名(フィールド11名+ベンチ9名)となるのです。

この変更は2024シーズンのみ試験的に導入するものであり、2025シーズン以降の変更は継続検討とされています。

また、本変更の適用はJリーグYBCルヴァンカップのみであり、明治安田Jリーグの試合においては現行の最大18名のルールが適用されます。

チームスタッフ

明治安田J1,J2,J3リーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、FUJIFILM SUPER CUP、J1昇格プレーオフ、J2昇格プレーオフ、J3・JFL入れ替え戦において、チームスタッフのベンチ入り人数が従来の最大7名から最大9名に拡張されます。

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