4戦負けなしで迎えたアウェイ磐田戦。
磐田も2連勝(2-0, 3-0)と好調のなかでの一戦。
前半と後半でガラッと景色の変わった試合でした。
最後まで集中途切れずほんとによく耐えました!
1点取られていたら同点ではとどまらなかったなぁと思うだけに選手の頑張りには脱帽です。
そして倍井選手J1初ゴールおめでとうございます!(次から気を付けましょう^^;)
早速試合を振り返っていきましょう。
スタメン
グランパス
ミッチはこの日も欠場のため、GKは武田。
3CBは河面、チャンレ、ケネディ。
Wボランチは米稲コンビ。
左WB山中、右WBは和泉。
前線には倍井、森島、永井の3枚。
この日もキャプテンは森島!
ジュビロ磐田
布陣はオーソドックスな4-4-2(4-2-3-1)。
GKは元日本代表の川島。
DFラインは植村、Rグラッサ、伊藤、西久保。
中盤は平川、上原、藤原、松本。
2トップは前節2ゴールのMペイショットと今季ここまで7得点のジャーメイン。
戦評
開始早々倍井のJ初ゴールで先制すると、その後も主導権を握る展開。
磐田の強みを出させず、逆に何度もチャンスを作り出し、倍井が退場するまでは今季最高の試合運び。
キャスパー、山岸がいない中での内容として大きな収穫。
後半は1人少なくなった影響で磐田に押し込まれる展開が続いたが、集中した守備で最後までゴールを割らせず1-0で勝利!
チームが1試合ずつ強くなっていっているのを感じる価値ある勝ち点3となった。
勝因を考える
1週間準備期間があった試合であり明確に分析と対策が感じ取れた試合。
マリノス戦といいこの試合といいある程度準備期間があれば、良い試合運びができていることからチーム全体の理解度が高まっている証では。
守備面、攻撃面それぞれの狙いを見ていきます。
守備面
試合を通して磐田2トップに良い形でボールを供給させなかったことが大きい。
前半は5-2-3、5-4-1の主に2つの形、後半1人少なくなってからは5-3-1の形で試合を進めたがそれぞれを見ていきたい。
前半中央から相手陣内にかけては5-2-3で磐田のボールの出どころを抑える形。
磐田の最終ライン4枚に対して、前線3枚でプレスをかける(①)。そして、両SBにボールが出た時に前線3枚で間に合わなければ両WBが出ていき蓋をする(②)、という形が徹底されていた。
次に前半自陣に押し込まれた場合には、5-4-1のブロックを敷いて中央を締める形。
中央を締めることで2トップに差し込ませず、こぼれ球などは米稲Wボランチが回収する。
これにより前半は磐田に良い形でボールを運ばせず、2トップにほとんどボールを供給させなかった。
1人少なくなってからは5-3-1。
磐田の最終ライン、外側はある程度放置して入ってきたボールに対処する形。
流石に中盤3枚ではDFラインの前のスペースが空いて使われるケースが増えたが、入ってきたボールに対しては冷静に対処。
ジャーメインには1本肝を冷やした場面があったがそれ以外では磐田2トップにはほぼ仕事をさせなかった。
それまで上手くやらせずいらいらさせていた効果もあったとみている。
攻撃面
システムのミスマッチをしっかりと活かしてチャンスを量産した前半。
キャスパー、山岸不在の中でも今季一番の出来で見返しても面白い内容でした!
狙いの形としては主に2つ。
グランパスの3CBに対して磐田2トップが横関係になって対応した際には、中盤で人数のミスマッチを活かしここからズレを生むことができていた。
特に磐田のWボランチは背後の2シャドーのケアもあることからグランパスのWボランチまでなかなか出てくることができず、米稲がフリーでボールを入れられるケースが多かった。
また、グランパスの3CBに対して磐田2トップが縦関係になったときには、両サイドで数的優位を作ることができ、ここを有効に使うことができていた。
4-4-2(4-2-3-1)の相手に対してはシステムのミスマッチを起こしやすいことから今後もやり易さはありそう。(もちろん対策されるとは思いますが)
この試合のMVP
2試合連続のクリーンシートを牽引した武田洋平!
守備陣の統率、安定感のあるセービングと足元の技術の高さで、ミッチにも引けを取らない存在感。
試合後のインタビュー、ゴール裏への挨拶も胸に来るものがありました!
この漢が長年名古屋にいてくれることはほんとに感謝しかない。
武田のためにもタイトル取りたいなぁ。
最後に・・・
ここ5試合で勝ち点13!
内容はまだまだなところもあると思いますが、負傷者多発の中で最高の結果で終えることができました。
次節は首位C大阪戦ですが、その前に水曜日にはルヴァンカップ大宮戦。
ある程度ターンオーバーすると思うのでリーグ戦出場機会のなかったメンバーはここでアピールしていってほしいですね!
それでは、また。
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