【第6節 札幌戦レビュー】もぎ取った勝ち点3!MVPは・・・!?

グランパス

単独最下位でここまで2得点13失点と内容も厳しい札幌を相手にアウェイで迎えた一戦。

こういう相手にお付き合いしてしまうのがグランパスあるある。

試合通してかなり厳しい内容でしたが、何とか勝利をもぎ取りました!

ターンオーバーかつ厳しい試合内容でも勝利に繋がったことが今後に繋がるし大きい。

試合を振り返っていきましょう。

スタメン

グランパス

前節同様の3-4-2-1。

中3日での試合ということで、前節から6人(ケガによる負傷交代メンバー除くと4人)をターンオーバー

GKはランゲラック。

DFラインは河面、温紀、三國。

前節良い出来だった温紀はCBにそのまま入った

Wボランチは米本に変えて椎橋。

左WBに山中、右WBに和泉。 前線には倍井、森島、パトリックを並べた。

北海道コンサドーレ札幌

ミシャ式3-4-2-1。

前節からは1枚メンバーを入れ替えたのみ。

GKは菅野。

DFは中村、岡村、馬場。

Wボランチは荒野、宮澤。

怪我で出遅れていた札幌のバンディエラ宮澤がスタメン復帰。

左WBは菅、右WBは浅野。

前線3枚は、小林、駒井、鈴木。

総括

最下位札幌とはいえ中3日でケガ人も多いこともあり、簡単な試合にならないことは想像していましたが、想像以上に苦しかった・・・

正直良く勝てたな、という試合。

ただ、シーズンの中はこういう試合もあるので、それをモノにできたのは非常に大きい

試合は、開始早々からプレスがかからず、クリアしてもセカンドボールは拾われ、ボールを奪っても収まらない。

そしてDFラインが下げられて押し込まれる展開が増えると決定機も何度も作られる。

その流れの中から案の定失点。。

このまま行ったらずるずるいきそうだなぁと思っていたところ、この日のハセケンは決断が早かった。(この采配がとても大きかった)

失点直後の31分この日1トップに入ったパトリックを諦め、永井を投入すると持ち前のスプリントと献身性でチームに活力を与える。

それでもなかなかチャンスを作れないでいたが、後半開始早々に永井からの絶妙なスルーパスで抜け出した和泉がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。

これを森島が1度はGKに防がれながらもリバウンドを落ち着いて決めて同点。

後半早々に流れが良くないながらも同点に追いつけたことで「我慢していれば何かが起こる」という意識がチームに生まれたのは想像に難くない。

その後も札幌にゲームを支配される時間が続いたが最後に歓喜が待っていた!

90分ルーズボールを河面が右足ダイレクトで札幌DFラインの背後に落とすと、反応していた永井が上手くボールを処理しゴールに流し込み逆転!!

非常に苦しい試合だったが勝利をもぎ取った。

SofaScoreのAttack Momentum(試合の流れ)をみても、試合通してほぼ札幌に流れがありほんとに良く勝てたな、という試合。

スタッツを見ると少し印象が変わるかもしれない。

札幌は13本シュートを打っていますが、枠内シュートは2本。

(今シーズンの札幌を非常に良く表しているスタッツ)

一方、グランパスは6本(これしか打てていないのは改善の余地ありですが)のうち、枠内シュート4本。

攻撃したときにはしっかりとしたフィニッシュをしていたことが言えるかも。

この試合のMVP

今節のMVPは問答無用で、永井謙佑!

永井が入るまでは、プレスのスイッチが入らない、ボールを持っても収まらない。結果、DFラインが下げられて押し込まれる、、、そして、失点。

というかなり厳しい状況の中、31分に途中出場すると献身的なスプリントを繰り返し、チームを盛り立てる永井がいなければ同点ゴールも生まれていないし、更に押し込まれていた可能性もある。

さらには、得意の裏抜けで数少ないチャンスを活かして決勝ゴール!

文句なしのMVP!

戦術、チームの雰囲気的なところも含めて、永井は貴重な存在だなぁ。

明確な数字を残すことは出来なかったものの倍井の存在も挙げておきたい。

前半苦しい状況で一人気を吐いていた。

出場すれば安定したプレーで攻撃を牽引してるし、今後のレギュラー争いも楽しみ。

ここはもう少し!

起用に応えられなかったパトリック

前線からのプレスがかからない、ボールが前で収まらないことで押し込まれる大きな要因を作ってしまったのは否めない。。

途中出場した宣福の出来を見るとスタメンを誰にするか悩ましかったんだろうなと想像するけれど、やはりパトは途中出場での飛び道具的な起用法が現時点では最適解。

ストロングポイントを出せなかった山中

これは山中の問題ではないが、重心が後ろになり前に出ていけない展開では山中の良さは活かせない。。

クロスを上げるシーンもなく、セットプレーもほぼなかった試合のためこのような展開になるとなかなか厳しい。

前線で押し込んでこその山中だというのが改めて良く分かった試合。

守備、攻撃ともに低調だった河面

ケガ明け連戦で調子が良くなかったのか試合終盤までいろいろ低調だった印象。

ただ、最後の最後で汚名返上の右足アシスト!

右足なので温紀かと思って見返したら河面だった笑

ごめんなさい・・

最後に・・・

本文では挙げなかったですが、開幕戦以降すべて1失点以下に抑えている守備陣はほんとに素晴らしいと思います!

耐えていれば必ず攻撃陣が点を取ってくれるという信頼感がチームの中になければ、昨日のような試合では何失点かしていてもおかしくない。

チームとしていい感じに回っている気がします。

次節はまた中3日でホーム福岡戦。

ケガ人多くて厳しい状況が続きますが、一つ一つ勝利していきたいですね。

それでは、また。

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